台湾地震でマンションが倒壊した原因は?手抜き工事ではない?

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おととい午前3時57分(現地時間)台湾南部で発生したマグニチュード6.4の地震。今回の地震で大きな被害を受けたのは震源の高雄市に隣接する台南市でした。

もっとも甚大に被害を受けた16階建てのマンション。建物は完全に倒壊。今回の地震で37人の死亡が確認されているがこの内、35人がこのマンションで犠牲になっています。そして現在も110人以上もの人が倒壊したマンションにいるとみられています。倒壊したマンションの現場では地震発生から52時間以上たった8日朝に、45歳の女性1人が救助されました。状態は安定しているということです。

 

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24時間体制の救助作業

倒壊したマンションでは24時間態勢で懸命の救助作業が行われています。ただ、倒壊したマンションは危険で捜索は難航しているようです。 それは、余震が発生してしまうとさらになる倒壊の恐れがある状況の中で捜索隊は捜索を続けているのです。 さらに建物自体も傾いているという情報がある中、非常に厳しい状況で作業が進んでいます。

倒壊したマンションの壁から一斗缶

多く被害が出たこのマンション。しかし、このマンション周辺の建物には大きな被害がないようなのです。なぜ、このマンションは倒壊したのか。 地元メディアが指摘するのは建物の欠陥。倒壊したマンションのコンクリート壁には一斗缶が埋め込まれていたのです。 これは手抜き工事?と思いたくなるのですが、地元の土木技師からは  「あの”缶”は柱や梁の位置にあったのではありません。重量を軽減するために、充填物として埋め込むことも以前はよくとる手法です。手抜き工事ではありません」 とコメントしています。 中国の専門家は重力が掛からない部分についてはこういうもので埋めることはあると話しているそうです。中華圏ではこのような工事は問題ではないとういう専門家の意見もあるそうです。

 

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マンション倒壊の原因について

台湾の建築に詳しい東京大学明許教授(建築構造学)の小谷俊介氏によると

建物の梁部分、もしくは装飾用の柱に一斗缶が埋め込まれていることが指摘されているが、いずれも直接の倒壊原因とは考えにくい。建物1階部分から倒壊しているように見えることから1999年台湾の大地震以降厳しくなった耐震基準に合わせて1階部分の補強が行われていない可能性が高い

とコメントしています。

倒壊したマンションについては、台湾メディアは1995年に完成したと伝えています。4年後の1999年に起きたマグニチュード7.7の大地震の後、建物に損傷が出たにもかかわらず、このマンションに対して何の対策を取らなかったという市民の批判の声を伝えています。 また、台湾では99年の大地震の後、新たな建物を建てる場合の耐震基準が大幅に引き上げられましたが、今回のマンションは古い耐震基準に基づいて建てられたため、鉄筋の本数が少なく、建物自体の強度が足らなかったのではないかという指摘もあります。 再び、倒壊の恐れのある現場で懸命に捜索活動がつづいています。一刻も早い救助が望まれます。

 

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