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「無駄な質問」と怒ったライバル
体操個人総合のメダリスト3人の記者会見で採点に関する質問が出ました。
「審判に同情されていい点数が取れていることはありませんか?」
と外国人記者からの意地悪な質問に対して内村選手は
「僕が審判に気に入られているってことですよね?
全くそんなことは思ってないです。
やはり皆さんどんな選手でも公平にジャッジしてもらってると思うし、
自分の準備してきた演技で審判がどう評価されるか、
そこは審判も同じ人間ですけれど、
そういう感情は入れてないんじゃないかなと思います」
と落ち着いた口調で否定しました。
さらに、びっくりしたのがライバルである銀メダリストのオレグ・ベルニャエフ選手(ウクライナ)と銅メダリストのマックス・ウィットロック選手(イギリス)の記者への怒りとも言える回答でした。
ベルニャエフ選手は
「点数はフェアで神聖なものというのはみんな知っているのです。
とにかく航平さんは高い点数を取ってきているのです。
今のはムダな質問!
だと思いますよ。
この伝説の人間と一緒に競い合えていることがうれしい。
世界で一番クールな人間だよ。
内村さんと闘えたことは、私にとって素晴らしい経験になった」
実はベルニャエフ選手は金メダル候補でしたが、最後の演技の鉄棒で逆転を許し、銀メダルに終わりました。そんな彼の神対応な回答に心打たれました。
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さらに、ウィットロック選手は
「彼のスコアは驚くべきものです。
最後の鉄棒の演技は言葉がありませんでした。
これだけの冷静さを維持して、最後の着地までパシッと決めて大変なことだと思います。」
これは内村選手をリスペクトしていないと言えない言葉ですよね。
国は違いますが同じ目標を持った選手たちの絆を感じ取ることができた会見でした。
出典:NHK
会見で二人の回答を聞いていた内村選手の嬉しそうな表情が印象的でした。
いいライバルがいるこそ、いい演技ができるのですね。
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