【リオ五輪体操】個人総合２連覇の内村航平に国民栄誉賞はあるか？

連日メダルラッシュで沸く日本選手団ですが、体操・男子の絶対的エース、内村航平選手（２７）が個人総合で見事金メダルを獲得し、前回のロンドン五輪に続いて２連覇を達成しました。

個人総合で連覇を達成したのは４人目だそうです。それだけ難しい事をやってのけたのですね。でもその前の北京五輪では銀メダルだったので３大会連続のメダルです。

金メダルを獲得した内村選手は自身の演技について

「疲れ切りました。出し切りました。もう何も出ないとこまで出し切って（金メダルが）取れたので嬉しいより幸せですね。これだけいい演技で一番いい色のメダルが取れたので、本当に一番幸せ者だと思います。」

と幸せそうに語っていました。本当にやり切った感が表情に出ていましたね。

内村選手は二日前に行われた団体総合でも金メダルを獲得しています。

内村選手はオリンピック開催前にオリンピックの目標と聞かれ、「団体で金メダル」と答えていましたが、有言実行、本当に良かったですね。素晴らしい〜！

内村航平選手のプロフィール

写真：JOC

生年月日：１９８９年１月３日

年齢：２７歳

身長：１６２cm

体重：５４kg

所属：（株）コナミスポーツクラブ

得意種目：ゆか・平行棒・鉄棒

内村選手はオリンピックの連覇だけではなく、体操の世界選手権ではなんと６連覇中なのです。まさに絶対王者です。

これほどまでに体操の世界で活躍し、そして日本国民に体操の面白さや素晴らしさを教えてくれた選手はいたでしょうか。これだけの功績を果たせば当然国民栄誉賞がもらえるのではないかなと思うのは私だけではないと思います。

国民栄誉賞とは日本の内閣総理大臣表彰の一つで、これまでに２２人と１団体が受賞しています。１９７７年に当時の内閣総理大臣であった福田赳夫が本塁打数の世界記録を達成したプロ野球選手・王貞治を称えるために創設したのが始まりです。

スポーツ界からの受賞者は多く、オリンピック金メダリストの受賞者には柔道の山下泰裕、マラソンの高橋尚子、女子レスリングの吉田沙保里がいます。

山下泰裕や吉田沙保里は金メダルを獲得したほか、前人未到の記録達成が受賞の事由になっています。高橋尚子は２０００年のシドニー五輪女子マラソンで優勝し、陸上競技で日本女子初の金メダルを獲得したことが受賞事由になっています。

では、内村航平選手はどうでしょうか？

現在、内村選手は体操の世界選手権６連覇中。オリンピックでは個人総合２連覇。全日本選手権では個人総合９連覇中、NHK杯では個人総合８連覇中。

こんな人、もう二度と出てこないのではないかなと思うぐらいの成績です。

実績はもちろん、人柄なども文句ないと思います。

日の丸を背負って、体操界を長年にわたり、これだけ活躍している人はいないと思います。

ただ、国民栄誉賞が政権の人気取りを目的としたところがあるのでどうなるかわかりませんが、是非内村選手に国民栄誉賞を取らせてあげたいですね。